さてタイトルにある「Anon」
これの意味は「すぐに」「後ほど」という意味です。
例としては
「See you anon」・「そのうちまた」
「Will she not be here anon ?」・「もうすぐ彼女はここへやって来やしないだろうか?」
二つ目の単語は「Alas」
これは悲しみや残念を表現する感嘆詞です。
例は
「But,alas!」・「でも無理」
「Alas ! with me」・「なんと悲しや」
「For alas」・「ああ、なんと!」
三つ目は「Forsooth」
この単語は昔は「真実」を示した。しかし今では不信を意味する古語です。
例
「Forsooth, I couldst not tame any wolves.」・「確かに、私は狼をおとなしくさせることはできなかった」
「Forsooth Ryan is known to be a liar and a thief, but he likes to call himself a man of honor. 」・「ライアンは嘘つきで泥棒であることで有名だ、しかし自らを高潔な男と呼びたがっている。」
四つめは「Betwixt」
これは英語の「Between」と同じ意味です。
例としては
「There is many a slip betwixt the cup and the lip.」・「百里行く者は九十九里をもって半ばとす」
“There is many a slip betwixt the cup and the lip” は、「カップと唇の間には多くの誤りがある」という直訳ですが、「物事は思い通りに進まないことが多い」という意味のことわざです。
何かがほぼ達成されたと思われる瞬間でも、予期せぬ障害や失敗が起こる可能性がということを暗示しているといえます。
日本語では、「油断大敵」や「勝って兜の緒を締めよ」に近い意味合いです。
最後の五つ目は「Vex」
「悩ませる」「いらだたせる」「困惑させる」という意味です。
「You vex me with puzzling questions」「君は難問を持ってきて私を困らせる」
「vex the subject of the death penalty」「死刑の対象を議論する」
以上お読みいただきありがとうございました。
役にたつものがあれば幸いです。
また古典では、ラテン語やフランス語の借用語が多く使われています。たとえば、“albeit” (にもかかわらず)、“perchance” (たぶん) など、調べてみると面白そうです。
そこら辺の記事も後々書いていこうと思っています。
では。